【名探偵コナン】緋色の弾丸レビュー・前編
子供の頃からコナンオタクで、4/16に公開された「名探偵コナン 緋色の弾丸」を初日と5/4に鑑賞してきました。
感想や考察を徒然なるままに書きます。
※ 以下ネタバレを含みますのでご注意ください。
- 全体感
正直、う〜ん…でしたね。
歴代でみても下から数えた方が早いと思いました。
要因としては、後ほど掘り下げますが- 赤井さんが空気
- ミステリー皆無
- 1年おあずけによる期待値の高騰
- クライマックスの不完全燃焼
等が挙げられるかなと思います。
勿論良かった点も沢山あるので、簡単に時系列に沿って考察していきます。
プロローグ
15年前、アメリカの回想シーン
ハーモニカの演奏をバックにオシャレな始まり方ですごくワクワクしていました。
コナン映画の始まりとして「から紅の恋歌」や「純黒の悪夢」のように、ド頭にクライマックスのようなド派手なアクションを取り入れるか、しっとりと映画の軸となる事件の導入から入るか、の2パターンますが、今回は後者でした。
頭のアクションに尺を使うと後のストーリーが薄くなる印象があるので、今回の始まり方は好きでした。パーティー
まずゲスト声優の浜辺美波さん、声聞いた瞬間にわかりましたが、とても上手かったと思います。
歴代ゲスト声優の中で1番上手かったのではないでしょうか。
リニアのチケットが抽選と発表された時、光彦が「鈴木財閥がWSGのスポンサーだから園子に頼めばいい」と発言。 少年探偵団、ずる賢くなってしまいましたね。
「ベイカーストリートの亡霊」の頃は子供ながら知恵を出し、自分たちのヤイバーカードと交換してコクーンの体験バッチを手に入れていました。 あの頃の純粋な少年探偵団に戻って欲しいものです。
このパーティー編に関しては、コメディあり、小事件ありで映画の始まりとしてはいい感じだったのではと思います。
久々に元太のうな重好き設定も出てきましたし、哀ちゃんのセルフ乾杯もかわいかったです。
余談ですが、2回目見た時に気づいたのですが、鈴木史郎さんが発見された時に落ちていた制服、サイズがXLで犯人の体格が示されてたんですね。 完全に見落としてました。
オープニング
素直にかっこよかったです。
これも2回目見た時に気づいたのですが、このオープニング、赤井さんが撃った弾丸視点だったんですね。
トンネルの中を進み、リニア車内を通り、最後にコナン登場の流れだったので恐らく間違いないかと思います。
小技が効いてますね。序盤
博士クイズ
今年のクイズ、なんかしっくりきませんでした。
Q : 世界初の「真空超電導リニア」に既に乗っているのは誰?
1.弁護士, 2.医師, 3.宣教師
A : 宣教師は伝道師と言い換えることができ、真空超電導リニアの「電動」と「伝道」をかけている3.宣教師が答え。
言い換えて言葉が掛かっていることはわかるのですが、それがリニアに既に乗っていることになるのか、釈然としませんでした。
有識者の方おられましたら教えて下さい。
あと、気になったのは園子は父親を発見してくれた少年探偵団に感謝を込めてチケットを元から譲る気でクイズ勝負をしていましたが、蘭は何も言わずしれっとチケットをゲットしています。
結果的にチケットもらうにしても、ちょっとくらい園子を気遣う描写があってもよいのでは?と思いました。小五郎のおっちゃんの味噌汁こぼし
蘭がリニアに乗ることを聞いて、おっちゃんが絶句し味噌汁をこぼすシーン。
違和感ポイントその1です。
蘭が依頼者と同じリニアに乗るからと言って、あの小五郎のおっちゃんがあんな腑抜けたリアクションするでしょうか。
まだ驚いて茶碗ひっくり返す方が有り得そうです。
おっちゃんの上裸を見せたかったのかわかりませんが、このシーンは不要、残してももっと短くて良いと感じました。蘭と新一の電話 今回唯一のラブコメシーンでした。
特にコメントはありませんが、まぁ短い尺で一応差し込んだ、という印象ですね。空港・クエンチ 今回、コナン映画おなじみの爆発に代わる新しい試みとしてクエンチ、これはチャレンジングでした。
クエンチとは液体ヘリウムが急激に気化し放出される現象で、クエンチによって酸素濃度が下げられることで窒息してしまいます。
今回のリニアの仕組みも自然に絡んでいて、かつ謎で不気味な感じもあり、コナンが知らず灰原に教えてもらう展開も新鮮でよかったと思います。
爆発に一工夫加えたこのチャレンジ、とても良かったと思いました。
あと、少し場面は戻りますが、空港で蘭がコナンと哀ちゃんに帰れるか訪ねたシーン、まんまと笑いました。
この辺の笑いのツボはしっかり押さえてますね。
徒然なるままに書いていたら思いの外分量が多くなってしまったので、記事分けたいと思います。
次回は中盤、今作の見どころ赤井家ファミリージークンドーバトルがありますね。
お疲れ様でした。